こんにちは!
りゅうです!
とうとう7日目まで
やってきましたね。
ここまで毎日記事を
読み続けているあなたは
本当に素晴らしいです。
最終日の今回は
今までの集大成。
経理部の年間スケジュールを
説明していきます。
月次、決算、
法人税、消費税。
今まで説明してきた業務を
1枚のカレンダーに落とし込むと
どんな業務カレンダーが
できあがるのか?
経理部はどんなスケジュールで
業務をこなしているのか?
最後にその全体感を
把握してもらいたいと思います。
7日間にわたる経理プログラムも
あと少しで完走ですので
頑張って最後まで
読んでくださいね。
月次
今回のプログラムで
最初に学んだのは月次でしたね。
月次とは会社の毎月の
成績表を作成することです。
各部から収集した
情報を集計して
損益計算書(PL)や
貸借対照表(BS)を作成します。
これは毎月、月が変わったら
行う業務ですから
”月次”業務を年間カレンダーに
落とし込むとこうなります。
1年の半分は月次で
埋まってしまいましたね(笑)
このように月次は経理部の
業務の根幹になる業務です。
ですからまずはしっかりと
月次を処理できるように
なりましょう。
1日目記事へのアクセスコード:9119
決算(単体)
2つめは単体決算です。
単体決算とは3か月に1回行う
”より詳細な月次”のこと。
上場会社であれば
決算で作成した成績表を
世間に開示する
必要もあります。
業務の流れとしては
月次と似たような感じ。
✓各部から情報を収集する
✓起票・集計して簡易的な
成績表を作成する
✓経理部で特殊な伝票を追加起票する
(貸倒引当金、法人税など)
✓開示書類を作成して
世間に開示する
こんな感じでしたね。
通常月次に比べると
業務量が多くなっているのが
分かると思います。
決算は3か月に1回なので
年間カレンダーに落とし込むと
こんなかんじです。
こうやって見ると
年に4回繁忙期が来ることが
わかりますね。
経理部の主たる業務である
月次と決算は
このようなスケジュールで
繰り返されるのです。
2日目記事へのアクセスコード:3232
連結決算
3日目にやったのは
連結決算でしたね。
連結決算とは一言で言えば
親会社とすべての連結子会社を
ひとつの大きな会社とみなして
行う決算のことです。
連結決算の手順としては
✓各社で単体決算を行う
✓すべての会社の決算を
合算する
✓親子間取引などの
ダブりがあれば相殺消去する
の3ステップでしたね。
ですから
スケジュール的には
連結決算は単体決算が
確定したあとにスタートします。
カレンダーに落とし込むと
こんなイメージです。
ちなみに4月から6月の
矢印だけ長いのは
有価証券報告書を
作成するからです。
有価証券報告書とは1年に1回作成する
超ド級にボリュームのある
開示書類のことでしたね。
年度決算ではこれを作成するので
矢印が長くなっています。
単体決算で疲れたあとに
連結決算を行うのは大変ですが
前向きに頑張りましょう!
3日目記事へのアクセスコード:6123
消費税
4日目に学んだのは
消費税でした。
消費税は消費者が
負担する税金ですが
事業者が一度預かってから
国に納付をする
というものでしたね。
とはいえ事業者は事業者で
仕入れ先などに消費税を
支払っていますから
実際に納付する金額は、、
お客さんから預かった消費税
(仮受消費税)から
仕入先等へ支払った消費税を
差し引いた金額になります。
事業の規模によって
中間納付もありますが
しっかりとした”税額算出”を
必要とする確定申告は
事業年度末から2か月後と
なりますので
業務を年間カレンダーに
落とし込むと以下のようになります。
年度決算の最中に
重なってしまいましたね(笑)
経理部としては超特大の
有価証券報告書を作成しながら
消費税の確定申告書を
作成することになります。
結構大変でがチーム内で協力して
乗り越えていきましょう。
4日目記事へのアクセスコード:2626
法人税
5つ目は法人税です。
法人税は主に企業の所得(儲け)
に対して課される税金でしたね。
法人税額を算出するには
✓決算を締めて
会計上の”利益”を確定する
✓利益を調整して
所得を算出する
✓所得に実効税率を乗じて
税額を算出する
の3ステップです。
確定申告の時期は
消費税と同様に
事業年度末から2か月後。
しかし法人税の場合は
申告延長の届出を提出することで
申告期限を1か月
延長することができます。
ですから実質は事業年度末から
3か月後が申告期限ですね。
これを年間カレンダーに
落とし込むと以下のとおりです。
またまた年度決算と
スケジュールが
被ってしまいましたね(笑)
やはり事業年度末が締まったあとは
国や株主、投資家などの
さまざまな関係者に
1年間の成績を
報告する必要があるので
どうしても4月~6月は
仕事が集中してしまうのです。
この時期は業務が
重なって大変ですが
逆に言えばたくさんの経験を
積める時期でもありますので
前向きに仕事に挑戦して
みてくださいね。
5日目記事へのアクセスコード:4551
会社法計算書類
最後は会社法計算書類です。
これは年に一度
作成が義務付けられていて
通常、経理部では
✓財務諸表(比較情報なし)
✓個別注記表
✓附属明細書
の3パートを作成します。
そして作成したものは
株主総会の招集通知の一部となって
株主の元へ送付される
というものでした。
さて、あなたも
もうお気づきのとおり
この業務も年度決算が
締まった直後に発生します。
ですから年間カレンダーに
落とし込むとこうなります。
いくら経理部での
実務経験がない方でも
通常のルーティン業務に加えて
これだけ業務が重なってくると
「さすがにこの時期は
大変そうだな」
ということが分かるのでは
ないでしょうか。
お察しのとおり4月~6月は
大変な時期ではありますが
経理部員はあなた
一人ではありません。
チーム全体で仕事に取り組めば
必ずやり遂げられますので
強い気持ちを持って
頑張っていきましょう。
6日目記事へのアクセスコード:3284
まとめ
さて、、
ここまで読んでくれて
どうもありがとうございました。
昨日までの6日間、、
(1日目)月次
(2日目)単体決算
(3日目)連結決算
(4日目)消費税
(5日目)法人税
(6日目)会社法計算書類
と6つの経理部の仕事を
紹介してきました。
そして今日は
それぞれの業務を
年間カレンダーに落とし込んで
経理部の仕事の全体像を
掴んでもらいました。
最後にもう一度
年間カレンダーを
載せておきますね。
下に色塗りした部分は
経理部の繁忙度を
4段階で示したものです。
上場会社と非上場会社で
分けていますが
それは開示書類の有無で
業務量が異なってくるからですね。
全体的な業務量は
やはり上場会社の方が多いものの
傾向としてはどちらも
同じです。
✓年に4回、決算月に
繁忙期がやってくる
✓年度決算のときは決算業務と
税務申告が重なるため
さらに忙しくなる
この2つの傾向は
どの会社に入っても同じです。
ですから将来経理部で
働きたいという人は
しっかりとこの年間
スケジュールを頭に入れて
心の準備をしておいて
くださいね。
さて、最後になりましたが
ここまで1週間
毎日送られてくるコラムを
欠かさず読んで頂いて
どうもありがとうございました。
誰からも強制されていないのに
ここまで読み続けることが
出来たあなたは
きっと立派な経理パーソンに
なることができるでしょう。
また、、
「もっと経理部の仕事について
勉強したい!」
「法人税や消費税について
もう少し知りたい!」
という方は私が講師をしている
セミナー動画がありますので
そちらでさらにレベルアップ
して頂ければと思います。
✓月次
✓単体決算
✓連結決算
✓法人税
✓消費税
など、、
今回のコラムで
お話した内容が
さらに詳細かつ実務的になって
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